ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く

以前から、様々なスタートアップが脳波を使って現実世界をコントロールするという取り組みを行なってきた。

本格的に学術的根拠を示すものから、なんとなくやっているものまで、それこそ沢山の取り組みがある。

NextMindは、そんな中でも、開発キットを作り一般の開発者を募集するところまで来ている。

研究中のデバイスでできていることを動画で見せられても、ちゃんと動いているのかがわからないが、一般の開発者を巻き込む以上は(しかも有償のものの場合)、適当なものだと逆に批判にさらされることになるからだ。

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NextMindでできること

NextMindの装着は、スイッチをオンにした後、クリップの要領で付属のヘアバンドを取り付けて、後頭部にデバイスがあたるように頭に固定する。そして、櫛をとかすように少し上下に動かすのだ。これは、センサーがきちんと頭皮に密着するようにするためだ。

ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
クリップのようにヘアバンドをつまめる
ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
頭にバンドを巻き付けて固定する
ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
上下させて密着させる

そして、設定を行うことで頭でなんらかの操作を意識をすれば、実際に操作を行うことができるのだ。

イメージビデオでは、DJがiPadを操作していたり、色を変えることができるランプの操作をしたり、ゲームのようなバーチャル空間での操作を行なっている。

ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
DJがタブレットを操作
ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
ゲームも操作可能だ

つまり、NextMindを装着しておけば、頭で少し考えるだけで家電を操作したり、VRゲームのような没入型のゲーム内での操作を手を使わずに行うことができるというのだ。

NextMindの仕組み

例えば、円と四角と三角の図形があって、それを視覚的にイメージした際、脳の元気信号がそれぞれ違うパターンを生み出す。

これをNextMindは取得して、現実世界の操作を行うための信号に変換するのだ。

ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
視覚的に形状を捉えて、押すイメージを持つと、実際に操作ができる

これができると、例えば、ビデオデッキの操作を行う際、三角のマークを押すと再生するということをわかっていれば、三角を意識することで、ビデオを再生することができるというのだ。

ついに脳波で現実をコントロール、NextMindで仮想世界を歩く
開発キットはすでに発売されていて、399ドルで手に入る

ちなみに、開発キットは399ドルですでに販売開始されている。

NextMindのホームページ

こういった脳の活性状態と現実社会の操作をコントロールすることができれば、将来的に映画マトリクスの世界のように、仮想現実内での「自分の動きをコントロールする」なんてことも可能になりそうだ。

小泉耕二

1973年生まれ。IoTNEWS代表。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。Yahoo! ニュース公式コメンテーターなど。

大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。

著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来予報」がある。