ゲーマーのために作られた、全集中椅子、PROJECT BROOKLYN

以前から私は、VRなどの仮想現実に没入する際に、ヘッドセットをつけるのにとても抵抗があった。

没入するのはいいけど、なんか面倒だし、できればテントのような閉鎖空間に入ったら、プラネタリウムみたいな機械があって、それを使うと、異空間に没入できる、そんなモノが登場しないかなと思っていた。

今回紹介するゲームチェアは、ただの椅子ではない。

おそらく私と同じような不満がある人の声を叶えてくれたのだろう。

60インチのロールディスプレイに、触覚フィードバック

まずこの椅子、外観はレーシングカーのコックピットに入っている椅子のようだ。

スポーティーで、体にもよくフィットしそうな形をしている。

そして、通常時は椅子の後部に格納されているディスプレイだが、ボタンを押すと椅子の上部からディスプレイが降りてきて、目の前を覆うように広がる。

RAZER Project Brooklyn
ボタンを押すと背面からディスプレイがせり上がってくる
RAZER Project Brooklyn
そして、視界を覆うようにOLEDディスプレイが広がっていく

このディスプレイは、60インチのロールディスプレイで、しかもOLED(有機EL)なのだ。

通常の液晶ディスプレイは、背面から光を当てないと行けないのだが、OLEDの場合、自分自身が発行するのでバックライトがいらない。その結果、このロールディスプレイのように「曲げる」ことが可能になる。

さらに、椅子自体にゲームなどの振動を体に伝えるための、「触覚フィードバック」が搭載されている。

アクションゲームなどで揺れたり、撃たれたりした時に、プレーヤーにそのことを視覚や聴覚だけでなく、触覚にも訴えるのだ。

RAZER Project Brooklyn
視界を覆われ、触覚フィードバックとリアルな音響があれば、没入感はかなりありそう

この椅子を使ってゲームをすれば、視覚、聴覚、触覚、に訴えかけるフィードバックを得ることができるので、没入感はかなり向上するはずだ。

PUROJECT BROOKLINのホームページ

この椅子は、CES2021のためのコンセプトモデルで、ゲームのために作られたモノではあるが、仮想現実の中に没入することを想像すると、カラダにもっといろんなフィードバックがくるモノが登場して欲しいものだ。

小泉耕二

1973年生まれ。IoTNEWS代表。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。Yahoo! ニュース公式コメンテーターなど。

大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。

著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来予報」がある。