イヤホン型翻訳機、中国深圳発TimeKettle M2

小型の翻訳機というと、日本ではソースネクストが作る、POCKETALKが有名です。

今回紹介するのは、イヤホン型の翻訳機で、形はAppleのAirPods Proの様。ただ、違うのは二人で会話する時に、一つずつ二人がつけて話すと同時通訳してくれるデバイスだ。

TimeKettle M2

POCKETALKが、手で持ってマイクを話者に向けて翻訳を行うというやり方で、この方式は、旅行などでちょっと言いたいことを伝えたい、逆にちょっと話している内容を聞き取りたい、というシーンではとても便利だろう。

一方、マイク付きイヤホンを装着して翻訳できるTimeKettleの方式は、長時間話す場合などにはとてもありがたい。

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TimeKettle M2の使い方

まず、話したい二人がそれぞれ片方ずつイヤホンをつける。そして、話す人がイヤホンをタップするのだ。あとは、話すだけ。

翻訳された音は話者には聞こえないということなので、違和感なく話すことができそうだ。

アプリを使った方式も可能

イヤホンを片方渡すのに気が引ける、そこまでの関係ではない、という場合は、スマホにアプリをインストールすると、話した内容がアプリ上に翻訳されて表示されたり、逆にスマホのマイクに向かって話をしてもらうと相手の言っていることが翻訳されてイヤホンに入ってくる方式も可能だという。

Timekettle M2

このやり方の場合、例えば、外国語で話す人を一方的に聞き取りたい場合や、たまに質問するような、インタビューなどのシーンでは使い勝手が良さそうだ。

私の場合、海外の展示会にいってスピーチを聞く機会が多いので、ひたすら聞き取ってくれる方式はありがたい。

翻訳結果を文字起こししてくれる機能もあるということだ。

気になる翻訳精度は?

この手の翻訳サービスは、翻訳精度が重要であることは言うまでもない。アイデアがいくら良くても、いつまでも翻訳精度が上がらない方式はみていても辛い。

その点、このシステムは、

  • Google
  • Microsoft
  • iFlytek
  • DeepL
  • AmiVoice
  • Timekettle社独自のもの

といったメジャーな物を使っているということだ。POCKETALKでもこの方式をとっていて、翻訳精度が高いのだが、一方で、クラウドサービスへの接続が必要になると通信環境やコンピュータ性能によるタイムラグも発生する可能性があるのが気になるところだ。

日本語の場合、中国語についてはオフラインでも利用可能ということだが、オンラインにすると93言語にも対応している。

自動翻訳はグローバル時代にとても期待されている領域で、今後もかなりのスピードで発展していきそうな分野だ。

Timekettle M2のホームページ

もし、試してみてイマイチだなと感じた場合は、メーカーにフィードバックすることでより良くなっていく可能性も高いので、どんどん使って、どんどんフィードバックしたいところだ。

小泉耕二

1973年生まれ。IoTNEWS代表。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。Yahoo! ニュース公式コメンテーターなど。

大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。

著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来予報」がある。